わたしが定期専修講座に申込みを決めたのは、「自分自身を知る機会を人に提供したい」と思ったからでした。また、自分を探求することの面白さをもっと味わいたかったし、自分自身のことをもっと知りたいとも思っていました。

この６ヶ月間の専修講座の期間に、さまざまなワークを通して数えきれないほどの自分の表現をしていきました。どの表現も、誰かに見せるためではなく、キレイな芸術作品を完成させるためでもなく、ただただ自分に触れていくという活動だったように思います。こんなにも自分のことに集中して時間もエネルギーも注いだ期間は、大人になってから初めてなんじゃないか、と思うほどの経験でした。

体の感覚や心の繊細な動きに耳を澄ましたりすることは、普段の生活の中であまりしていないせいか、最初はなかなか掴めません。徐々に掴めるようになってきた時は、ようやく自分自身と繋がれた気がしました。その感覚はとても安心感のあるものでした。

その時に初めて気付かされたのは、「普段、わたしは周りに対して気を張って、牽制をとって生きていた」ということ。自分との繋がりを感じることができず、周りとの繋がりも感じずに、怖くてたまらなかった自分がいたんだと気付きました。
そんな怖がる自分自身の存在を見てあげることができた、ということが自分を承認してあげることになっていたように思います。

自分と繋がるということは、自分を深く知るということでできることで、さらには自分の中に安心が生まれていくことなのかもしれないと思います。

そう思うと、自分が信じられないという状態は、ただ自分を知らないだけ、ということなのかもしれないとも思いました。

自分を信じたければ、することは、自分と繋がること。

自分と繋がりたければ、自分という存在について知っていけばいいだけなんだと。

しかし、自分を知るためには、険しい道のりな時もありました。

表現することが怖かったり、自分の表現を目の当たりにしていろんな感情が湧き上がってくるからです。

でも、このアトリエYSという温かい場だから、チャレンジができました。

もし、自分を知る過程で迷っても、暗闇に紛れてしまっても、恐ろしいものが出てきても、わたしがそこに自分で灯りを見つけることを見守ってくれる安心感が、アトリエYSにはあります。

そして、見守られながら、チャレンジすればするほど、いつの間にか、自分の枠を越えて、これまでは見えなかった可能性を自分の手で開いていくことができていました。

終わった後は、爽快感と満足感と自信とこれからのワクワクで溢れているわたしがいました。

表現するということは、その表現がどんなものだったとしても、自分を大事することにつながっているように思います。

人生に迷っている人や、人生のステージを上げていきたい人には、自分を表現して、自分という壮大な世界を冒険する機会をぜひ体験していってほしいです！

人生がどんどん変わっていくはずです！