TAO&TANTRAのVOL.2ということで、今年の夏至に続いて冬至とクリスマスの季節にシリーズで行われたこのワークショップ。わたしはこの回からの参加でした。
女性性からスタートするというのは、わたしにはとてもしっくりくるし、より自然な流れに感じられました。
ワークを重ねていくほどに自分自身とつながっている感覚が深まっていく2日間でした。印象に残るワークショップのひとつになったと感じています。
2日間のワークだったというのも、改めて驚きます。ふりかえると2日間とは思えないほどじっくりと自分と過ごした時間でした。
なにかを成し遂げようと外側へ向かっていくのではなく、内側へゆっくりと下りていくような感覚があり、外からの圧力なしに無理なくとても自然に下りていくような、まるでお産するみたいな女性性らしいワークでした。
古い記憶や長い付き合いのネガティビティを別の視点から見るようなタイミングや、固く握りしめて手放せないと思い込んでいたものを今なら距離をもてるような気がしたり、さまざまな感覚が製作中にふと出てくることがいくつもありました。
表現アートセラピーの場面では、そうゆうことはめずらしくないですが、今回の2日間は特にそれが際立っているような感覚がありました。
このシーズン特有のエネルギーと、ワークのプログラムがプロセスをスムースにしてくれたおかげと、なにか大きな存在のようなものもこのワークショップをサポートしてくれていたように感じています。
罪悪感や重荷、そして責任について、レクチャーやワークを通して、夢からさめたぐらいに今までとは全くちがう理解がうまれたことは大きな収穫でした。
無力が今回のわたしの個人的なテーマでした。
無力というのは、今まで長い間特に女性たちに植え付けられ信じこんできたものでもあると思います。
この無力という力をまるで武器のように利用してきたこと、無力だと言ってる時にある別の声だとか、責任や権利などの主張など、この2日間を通して今までよりもクリアに観えました。
そして自分は無力という仮面にうんざり飽き飽きしてるということがわかりました。
わたしは今回女性として産まれ、今生きていることがしあわせです。
もっと女性を楽しんでいきたいと思っています。
それは今までの古い考え方やまたはだれかの教えに沿うのではなく、自分自身がこの命を豊かに生きることで女性というものを知っていくのではないかなと思っています。
このワークショップに参加できてほんとによかったです。いつもわたしたち参加者のために、たくさんの準備と心とそして本気を、本当にありがとうございます。