参加者の声【TAO-Mind Reset Online WS】闇があるからこそ、光がある。

独りでできるのだろうか?子どもがいると集中できないのでは? 最初は期待と不安が入り混じるような気持ちで参加した、はじめてのオンライン講座でした。

ずっとアートに憧れはあったけれど、家には子ども用のクレヨンや絵の具しかない。新しいクレパスを注文し、画用紙を買いに行き、部屋を整える。まずは自宅での環境を整えること、材料をそろえることで、数日前から、すでにワークが始まっているような感じでした。

子どもが就寝した後、黙々と自分のTimeLineを制作。他者に傷つけられた記憶、自分が犯したことへの罪悪感。
幼いころから現在まで様々な、心の中にずっと引っかかっているエピソードたちが、次々に現れてきました。
いつもなら、泣きながら行うであろうワークも、「正気を保ちつつ、入り込みすぎない。客観的にみつめること」と、エリさんに教えていただき、落ち着いて行うよう意識することができました。
朝早く起き、澄んだ空気の中、自宅近くの川べりに拾いに行った石や枝たち。ひとり行う贖罪。持ち帰ってきた石たちはずっしりと、とてもとても重かったです。

“自分軸を大切に”よく耳にはしているけれど、よくわからない。”自分軸”から離れすぎていた数十年の私の人生。人目が気になる、優柔不断、自信がない、意見を言うことが怖い・・・。
これはいつの間にか自分の意見より、親や周りからの「こうした方がいい、こっちの方がいい」という他人軸の意見や知識の蓄積から出来あがった観念だったと教えていただきました。それが、どんなに苦しく、つらかったことか。まるで地中深く生き埋めになったような感覚。ずっとうまく息が吸えないで窒息しそうな感じ。

人に愛されたい、認められたい、ほめられたい、傷つきたくない・・・。わたしは、いままでどれだけのものと引き換えに自分軸の感覚から遠ざかっていたのだろうと愕然としました。好きな音楽、人、場所、行きたい学校、学びたいこと、挑戦したいこと、欲しいもの・・・さらに、やりたくないことや、嫌いなものまでも。

「自分軸は自分から相手に差し出さない限り、何かと引き換えにしない限り見えなくなるものではありません。誰かに奪われるものではありません。自分自身が他の人へ”軸”を自分で差し出しているのです。自分軸はだれもが持っているものです。ただ忘れてしまっているだけです。」

エリさんのおかげで、今までモヤモヤしていた気持ちにスッと光が差したような感覚がしました。そうか、自分で渡してしまっていたんだなぁ、その時々のなにかと引き換えに。ふと自分に問う。
じゃあその引き換えにしたものの価値ってあったのかな?自分より大切だと思っていたものって一体なんだったのだろう?後悔することや悲しくなること、自分自身で自分を手放してしまった自分への怒り、罪悪感、不信感。ワークを振り返ってみると、わたしは私を許していなかったこと、私は悪くないと思う一方で許してはいけないと思っている自分にも気づきました。

「暗い世界の自分(波動が低い)でいたいか? それとも軽く明るい楽しい自分(波動が高い)でいたいか、どちらがいい?」自分自身に聞いてみると、私はぜったいに明るい自分の方がいい。もう苦しいのは嫌だ!もう決して自分の軸を他の人には渡したくない、そのために自分自身をもっともっと知りたい、あきらめずに自分と向き合う時間を大切にしていきたい、と強く思いました。

闇があるからこそ、光がある。最後の統合ワークを通して、ネガティブに思うことはわるいことではない。そう思う自分でもいいのだ、と教えていただきました。ただ、そこにあるものとして見つめる。決して抵抗をせず、抑え込もうとせず、ただただ受け入れる。このワークを受けてから、ワークの延長のように毎日過ごす中で、自分の心の動きを意識するようになりました。

今回のオンライン講座をきっかけに、改めて日常の中でもワークが出来ることや、リアルではお会いすることが難しい海外の方や、遠方の方にも、お会いできることで新しい刺激を受けました。
さらに、不思議と独りではない、人と繋がっているというあたたかな安心できる感覚にもなれました。

オンライン講座を通じて、世界が広がり、自分の枠が広がるきっかけをいただけました。ご準備いただいたアトリエYSの皆さまに、心より感謝を申し上げます。