参加者の声【テクニカル集中講座 in 北軽 2022】さらなる自分の可能性を信じて

初めてのアトリエYS。
そこまで期待していなかったのは、それまでも”幸せ”に生きていたからです。
今さら変わることはないと、思い込んでいたからです。
でもあの5日間は、ぼくを大きく変えました。
“幸せ”はさらに深く、濃く、柔らかいものになりました。

三ヶ月経った今も、エリさんの笑い声が、まいきーのご飯のにおいが、みんなの真摯にワークに向き合う姿が心に残っていて、思い出すたびにじんわりぼくの命を温めてくれます。

◇◇ アトリエ ◇◇

北軽井沢のアトリエは、とても不思議な空間でした。
『千と千尋の神隠し』のように、現実世界の延長線上にありながら、まったく違う神秘的な空気が流れる世界に迷い込んだようでした。

15人しかいないはずなのに、そこでワークをしていると、もっと莫大な数のエネルギーを感じました。
エリさんとともに過去にこのアトリエでワークをした人や、その人たちが導いてきたたくさんのエネルギーが積み重なっているのだと思います。

エネルギーの積み重ねといえば、ご飯です。
すぐに胃袋をつかまれ、食べるたびに「生きている奇跡と幸せ」を感じました。
5日間で、10回以上食事をいただきましたが、どんなに疲れていても、美味しいご飯はいくらでも体が、入れることを求めました。
まいきーが夜中まで仕込みをしてくれている姿を見て、「本気で作られた料理を、本気で食べたい」という気持ちが湧いてきました。
パンケーキのトッピングも真剣に考え、ひと口ひと口、大切にいただきました。

今思えば、あのアトリエには、そうしたたくさんの”本気”があふれていました。
ワークを提供する人も、ワークを受ける人も、料理を作る人も、みんな”本気”でした。
たくさんの人の「本当の気持ち」がミルフィーユのように積み重なっては、ミックスジュースのように混ざった空間。

その中で行うセッションは、とにかく心地よく、自然とぼくも、”本気”になれました。

◇◇ ワーク ◇◇

ワークは毎回、深海へダイブする感覚でした。
場所的にも、一階のダイニングでご飯を食べて、地下のアトリエでワークを行う、その繰り返し。
潜っては戻り、戻っては潜り。
自分の深いところに潜っては、現実に戻ることを繰り返しました。

ぼくはこうしたワークや講座に参加するのは初めてで、もともと芸術や絵を描くことにも苦手意識が強く、これまでずっと避けてきました。

今回行ったどのワークも初めてで、最初はもっと緊張したり不安になったりするのかと思いましたが、エリさんの神懸かったファシリテーションのおかげで、完全に身を任せ、全てのワークに”入る”ことができました。

15人で円になったときの、安心感と力強さ。

白と黒を混ぜて、善悪が溶け合う高揚感。

粘土と”舞う”中で感じた、女性性と男性性。

人生のタイムラインに包まれ、昇天した時。

どれもが、非日常のようでありながら、すでに自分の中に存在していたものと再会するような懐かしさに満ちていました。

◇◇ つながり ◇◇

今回参加した人たちとは、とても深いところでつながった感覚があります。
それは自分の外にある”好み”(「サッカーが好き」とか)でつながる関係とは、違うものです。

自分の内に目を向けて、そのプロセスを共有し、開示し合うことで、深いところでつながり合えて、表面的な好き嫌いや身体的な違いに捉われる必要がなくなった気がします。

一人一人が、無意識の底にいる自分自身と深くつながり、宇宙や世界とのつながりを見出したとき、人は自然とつながり合えるのかもしれないと感じました。

「離れていてもつながっている」という思いを共有できる人がいることが、どれだけ有難く心強いか、時が経った今、改めて感じています。

◇◇ その後 ◇◇

ワークが終わった後、送られてきた4日目と5日目の動画を見ました。
あの日と同じようにドキドキして、涙が出て、笑いがこぼれました。
特に自分のドラマワークは、こんなにもみんな頑張ってくれていたんだと、感動で震えました。

講座が終わって三ヶ月。
今も「世界に肯定されている安心感」とともに、前とは違ったずっと深い”幸せ”の中で生きています。
家族や友人とも、表面的なことに捉われずに生活することができています。

今回「違った”幸せ”のステージがある」と知ったからには、さらなる自分の可能性を信じ、またアトリエYSに行きます。

まだ見ぬ自分に、また会いに。
行く、というか、帰ります。

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