とても大きな変化を経験できました。8月上旬に参加しましたが、変化の影響が大きく、8月の終わりになって、ようやく落ち着いて振り返ることができています。
4日目のドラマワークが、私にっとての分岐点となりました。
前日のボディーワークで、悲しみ、怒り、怖れの感情の前にフリーズしている自分に出会いました。私は、これまでの苦しい人生の中で、感じることをフリーズさせて乗りきってきました。
そのフリーズを解こうと思ってワークショップに参加したのですが、いざフリーズしている自分に直面すると、とてもショックでした。
何をしていいのかがわからない。辛うじて喜びの感情だけは何とか感じることができ、そのワークは終わりました。
これまでに色々なセラピーに取り組み、自分の内面の感情を感じることはできていたのですが、外側の、誰かが発している怒りや怖れの感情に対しては、どうすることもできませんでした。そして、これが、私がまさに子供の頃に経験していたことでした。
家族の怒りや暴力から逃げられず、どうすることもできず、フリーズさせて乗りきっていた自分がそこにいました。頭が痛くなり、体がだるくなり、部屋でしばらく寝ました。このままワークショップに参加し続けられるかもわかりませんでした。
それでも参加しました。そして決心しました。フリーズせずに、恐れや怒りに直面しようと。子供の頃にできなかったことをやろうと思いました。本当は怖かったのです。怖いと言えずに固まっている自分に気がつきました。だから、怖いものは怖いと言って、泣いて、感じて、そこから出ていこう、固まっている自分を解放しよう、と思いました。そしてドラマワークで、思いっきりそれをやりました。
あの時私をドラマワークに向かわせたものは何だったのだろう、と振り返ってみましたが、あの場があったからこそできたチャレンジだったのだ、と改めて思いました。
周りの仲間も、皆自分自身と、特に痛みのある部分と向き合おうとしていました。そして、その取り組みをサポートしてくれるエリさん、スタッフの皆さんの存在がありました。見えない力が共鳴して、私に一歩踏み出す力を与えてくれたのだと思います。そして北軽井沢の豊かな自然、激しい雷、恐ろしくも美しい浅間山、心地よく整えられたアトリエ、あの場にあった全ての存在が、舞台装置となり、演出となり、変化のサポートをしてくれました。何一つ欠けても、私の変化は起こらなかったと思います。全ての存在に、感謝です。
ドラマワーク後の私は、表情が全然違っていたようで、ずっと笑顔でした。まるで生まれ変わったような感じでした。恐ろしいと感じて、泣いて、叫びましたが、自分の本心を表現できて、とても深い部分で喜んでいる自分に気づきました。そして、私は変わる、と決心して、それを行動に移せたことも、とても嬉しかったです。
ワークショップから戻って、表現する喜び、そして感じる喜びを、少しずつ経験しています。真っ白い画用紙に向かう瞬間が、私はとても好きです。何を描いてもいい、どんな感情も表現していい、大きな自由がそこにあります。新しい喜びに出会わせてくれたこのワークショップに、心から感謝です。
そして、今回ご縁のあった皆様、本当にありがとうございました。思い出すと、笑顔になります。 今回の経験を大切にして、自分を癒すプロセスを、一歩づつ歩いていきます。
素晴らしい経験となりました。感謝を込めて。