参加者の声【テクニカル集中講座2019】小さい感覚の変化を大事に・・・

ワークショップの申し込みをする時、実はいつも迷いながら申し込みをしています。大勢の人たちの中で緊張をするし、ワークも上手く出来ないかも、それに何より人と一緒に描いたり作ったりするのは苦手…1人きりでやる方が合ってる。
とても不安なのに、何故か申し込みをしている自分が不思議だったりします。1人になりたい…それでもみんなと交わるとどうなるんだろう…その狭間を揺れ動きながら5日間を過ごしました。私は一体どうしたいんだろう…その答えはまだ出ていません。

今回は北軽井沢という初めての土地で、私はもう1人の置いてきぼりにした小さい自分を見つけました。
もういないと思っていた自分に出会い驚きましたが、それと共になんとも言えない寂しさが湧き上がってきました。
もう1人の自分を見つけてから、その存在が生々しく大きく感じるようになり、不安感も増し、ワークで過ごす時間の中で倦怠感も徐々に増していきました。
この状態を自分でどうしていいのか分からず、何故か涙が出てきたりと不安定な状態にもなりましたが、最後の統合のワークを終えると不思議と心と体が暖かくなったのを覚えています

それでもワークショップが終わり日常に戻ると、もう1人の小さい自分と向き合うのが辛く、まだその存在を受け入れられていないのかな…と感じています。今はただただ謝りたい。今までずっと忘れててごめんねって。

ワークの中で自分には絶対に出来ないだろうと思っていたのは…スカーフを持って音楽に合わせて踊るワークでした。
恥ずかしさもあり上手くは踊れませんでしたが、みんなの踊りをこっそりと見ながら、私も踊りが上手くなりたいなぁと感じていました

次に、やっていて自分が違和感が無かったワークは粘土をこねるワーク。描くことよりも作ることの方が自分に合っていたみたいで力を抜いて気負わずにすることができました。

そして、1番苦手で自分の順番が来なければいいのに…と思ったのはドラマのワーク。人前に出たくないし話したくない…それでも出来たのはみんなが頑張っていたからだと思います。
過去のタイムラインを描いて、グループで一緒になった皆んなとそれをシェアして、そしてドラマを演じて過去を振り返った時に、初めて自分が自分の人生を恥じているのだと分かりました。私は真っ白な人生を歩んでいない…自分が恥だと思っている過去の時間に戻る事はかなりキツかったです。

ワークをして地元に戻った後、いつも不思議な時間だったな…と感じています。
そして毎回思うのは私はちゃんと変わってきているのだろうかという事。変わっているのか、それとも変わっていないのか。日常に戻るとやっぱり何も変わっていないんじゃないかと辛くなる時もあります。

それでも、前に進んでいるというよりは、自分の中を深く深く掘り下げて、いろいろな箇所を刺激して目覚めていくような感覚になってきています。何かが活性化してきている…それが何なのかははっきりと今はまだ分かりません。
ただこの小さい感覚の変化を大事にしていきたい。今はそう思っています。

最後になりましたが、おおらかでいつも笑顔のエリさん、ワークをサポートして下さったスタッフの方々(いて下さったのでとても安心してワークに取り組めました!)、いつも美味しい料理で感動させてくれる麻衣子さん、5日間本当にお世話になりました!