参加者の声【表現アートセラピー テクニカル集中講座 in 北軽井沢 2024】わたしは、わたしに挑戦する

「考えるんじゃないの、感じてみるの」。
分かってる、分かってる、でも、どうしても、思考が邪魔をする。
シェアの時間ではうまく話そうとしたり、ワーク中では、イメージばかりで描こうとしていたり。これまでもワイエスのワークショップに来てはいましたが、考えてしまう自分がいつもいました。”KKは、もっと実践(ワーク)をやったほうがいい”。それがいつもいただく言葉でした。

そんな中で迎えたのが、今回のテクニカル。やってみての感想は、魂が震えていました。
意識したのは、”ただ、感じてみること”。「今、わたしは何を感じている?」胸に手を当てて、何度もそう、自分に問いかけながら、わたしは、わたしを感じてみました。ワークをやるごとに移り行く感覚、今まではそれを記録することばかりに気を取られていましたが、今回はちがう。
ただ、今を感じて生きること。それだけで心地いい。魂がよろこんでいる。わたしが、わたしと繋がった感覚。そんな感覚を感じていました。

シェアの時もそう、考えて話す必要はなくて、今わたしの中に流れているエネルギーを感じて、ただ出てくる言葉を伝えるだけ。話すスピードは、とてもゆっくりだけど、自分に素直になれている感じがして心地よさを感じました。

そして大きな転機は3日目の夜。翌日やりたい自分のワークを考案するために、人生のタイムラインから観念を見つける予定でしたが、なかなかうまくいきませんでした。観念がないわけではない。ただ、なにか歯車が合わないように、うまくフィットしない。そしてエリさんからいただいた言葉が、「自分で考えない、聞いてください」ということ。つまりは、自分で自分に問いかけるということ。
これは衝撃でした。もう、時間も限られている、でも、今できることをやるしかないということで、背水の陣で、わたしはわたしと繋がることにしました。
ただ、今を描いて、踊って、瞑想して、ひたすらわたしに問いかけました。”今わたしに必要なことは何ですか?”

結果は、感覚としてなにか分かったような、分からなかったような感じ。でも、それが大切な体験でした。なぜなら、わたしが、わたしを感じ、信じ始めた瞬間だから。
そして、なんとか迎えた個々人のワーク。正直、わたしはボロボロでした。ほかの方とちがって、観念を書き換えられた訳でもないし、むしろ、出てくる観念の多さに圧倒され、苦しかったです。

でも気づきました。いつまでそんな荷物を背負っているの?って。これじゃあ、不自由すぎるって。いやだって。そして、さらに大きなことに気がつきました。それは、わたしがずっと、人やもののせいにして、挑戦することから逃げていたと。

たとえばやりたいことがあっても、「お金がないからできない」とか、「わたしには知識がまだ足りない」など、思い込んで、できない理由ばかりを並べていました。
「そっか、わたしは、犠牲者意識で生きていたんだ」。そう気づいたとき、なんだか、人生の忘れ物を見つけたような感じがしました。そして、最後に誓った言葉がこちら。

「わたしは、毎日、わたしにチャレンジする」。

今を感じることもそう。外側のせいにするのをやめて、今できることに取り組んでいくこともそう。一つ一つ、観念と向き合っていくこともそう。ぜんぶ、わたしの挑戦。正直、挑戦するには勇気がいり怖いと感じるときもあります。でも、この5日間で感じて学びました。いつもそこには、本当のわたしが一緒にいてくれるってことを。

こうしてわたしが、本当のわたしへと還っていくことができたのは、このワークショップがあったからですし、ともに、自分と向き合う仲間たちがいたからです。本当にありがとうございました。みんな課題はちがえども、本当の自分で生きるために、自分と向き合う姿があり、そこに、本当の “いのち”の輝きがありました。

魂の鼓動で奏で合ったこのトキを糧に、これからも、わたしは、挑戦を楽しみ続けていきます。

image_print