755 「許し」とは、責めるべき誰かのために行うものではなく、許せずに苦しむ自分のために行うものです。それなのに、どうして多くの人は「許さない」という選択をするのでしょう?どうしても、相手を許す気持ちになれないのは、自分の正当な気持ちが汲まれないまま(理解されないまま)になっていることへの抵抗がそうさせているのです。本当は、相手を責めたいわけではなく、謝ってもらいたいわけでもなく、本当の気持ちを理解されたいと願っているだけなのです。
754 人の為に生きる必要はありません。それは、いつしか不満に変わります。さりとて、自分のことだけしか考えずに生きることも、傲慢で孤立を招きます。それでは、お互いの為になることを話し合うというのは、いかがでしょう?
753 自分が持てるものだけを持って生活してください。人の分まで心配すると、あなたは身動きできなくなります。誰かの分は、その人達が心配すれば良いのです。いつか来る未来のことを心配しないで、今のことに気を配ってください。今、自分にとって必要でない物を維持したり、いつかのために準備するために前に進めず、身動きできずにいることは、奴隷のように生きることと同じです。
752 手放したものを後悔しないでください。それらは、「今」は必要ではなかったのですから。喪失感から、何かを求めないように。もしも、また必要になった時に、望めば自然に供給されます。その奇跡を信じてください。もしかしたら、手放したものよりも、もっと良い物がやってくるかもしれませんよ。
751 あなたが、直感に従い、前を向いて、望む方向に進む時、宇宙はあなたをサポートしてくれます。事象の流れに身をゆだねて、抗わず、進む時、あらゆるブロックは取り除かれて行きます。そのブロックとは、抵抗するあなたのエゴの創り出したものなのです。エゴは、進まないこと、迷うこと、消極的になること、衝動に走ることばかりを提案しますが、それには耳を貸さないことです。
750 今、困難だと感じているのなら、なおさら前に進むことを選択してください。何を選択したら良いか解らない場合は、ただ「前に進もう」と決めるだけで良いのです。困難な状況に立ち向かう必要も、抵抗する必要もなく、じっと我慢する必要もありません。どうしてこんなことになったのかと後ろ向きに考えるのは、前に進むことを怖れているための時間つぶしです。