春の息吹を匂い感じると、切なさがわいてくる。 毎年、桜の季節になる頃に、専修講座の修了式を終えるのが慣わしとなり、気づくと17年の年月が流れていた。 今年も、散り終えた桜の花びらが舞う代々木の道を歩きながら、切なくなるの…
エッセイ
インディゴの夢~インディゴ・チルドレンワークショップを終えて~
藍色~インディゴブルーは特別な色だった。 画材店に行くと、いつも藍色を買い込んでしまう。 もの哀しい気持ちになると、青の絵の具で水絵を描いた。 沖縄の珊瑚礁のエメラルド色の海の色も美しいけれど、なぜか深い漆黒の藍色の海に…
アフターコロナ時代を生きる vol.2~自分軸を取り戻す ~
「人間は考える葦である」 これは仏の哲学者パスカルの有名な一節だが、最近、私はこの言葉を頭に思い浮かべては、果たして本当にそうなのだろうか?と疑いたくなることがよくある。 現代に生きる人々は自分の頭で考えないようになって…
アフターコロナ時代を生きる vol.1~夢のあとさき~
「早く、もとの日常にもどりたい…」 出会う人々がため息交じりにつぶやく。 多くの人がそう感じているのだろう。 実際、飲食業や観光業などの深刻な経営状況に立たされている業種などを除けば、家が壊れたり、感染防止のために大金が…