<表現アートセラピー・スペシャルワーク>
インナーチャイルドと赦し〜
自分を傷つける自己との和解
人間は年と共に成長するのでしょうか?
こんな当たり前なことに疑問を抱くのは、年齢には精神年齢と肉体年齢とがあり、その二つがバランス良く加齢しているケースが少ないからなのです。
もしも、自分の心が年齢とはかけ離れた意識に汚染されているとしたら?きっとあなたは驚くことでしょう…。
インナーチャイルドという言葉は、近年日本でも知られるようになりました。
ただ、その概念については秘密のベールに包まれたままです。
「大人の自分の心に、子供など存在しない」
多くの人はそう感じるでしょう。
自分が大人になりきれていないことに気づくことは、簡単なことではないからです。
口やかましい親に似はじめた自分のことを、苦々しく思いながらも、りっぱな成長の一つだと思うのかもしれません。
そんなネガティブな大人の仮面さえも、成長だと思い込ませているのが、実は
心に潜む子供の仕業だとしたら…。
多くのインナーチャイルドたちは、罪悪感を抱きアイデンティティを確立できず、絶えず自分の居場所を求めています。
その罪の意識はやがて無意識に自分を傷つけるという行為となり、いつしか自分の中に、自分を常に否定し傷つけるアイデンティティが棲みつくようになってしまうのです。
おそらく、驚くほど多くの人の心の奥に、この子供が住んでいることでしょう。
そんな生きることに葛藤する彼らを、癒し解放するために役立つアプローチとして、膨大なデータを基に作られたのがインナーチャイルドワークです。
インナーチャイルドワークは、子供の自分を見つけ、その傷の痛みに耐える彼らと和解をするためのプロセスを辿って進みます。そして、大人として現実社会の中で、創造性にあふれた日常を送るために必要な知恵や技術を身につけることを目的とします。
2010年のテーマは<赦し>です。
癒しについては、満腹するほどその言葉を耳にするぐらい、現代社会はある意味癒しブームの最中にあるのかもしれません。しかし、癒しはどこまで有効なのでしょうか?
人間は、とくにチャイルドが癒されずに苦しむのは、自分が癒されることを拒んでいるからかもしれないのです。
癒しを求める自分と、癒されることを拒む自分。
つまり、自分が癒されることを自分が「赦していない」のです。
傷つけた相手を赦せない自分。
その傷つけた相手が自分自身だとしても…。
赦すことは人にとって、たぶん最大の課題でしょう。
その難しさは私自身が長い間取り組んでいるテーマでした。
今回は、その最大のテーマである<赦し>について深く掘り下げ、いよいよ赦せずにいる自分との和解に向かうワークを体験します。
インナーチャイルドが持つ時間の幻想の謎。そして、生きるために引き受けてしまったエンドレス・トライアッドの役割を解除するためのプロセスワークをご紹介します。 インナーチャイルドワークのパワフルについては、毎年体験した方々から、とても多くの反響をいただくようになりました。また、セルフセラピーとしても、もっとも安全で信頼のおけるヒーリングプロセスです。
2009年に続き、今年も5日間のスペシャルバージョンにてお送りしますので、お楽しみに。
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