参加者の声【ファシリテーター養成講座】対話を超えて

濃い日々でした。

期間中、経験したことすべてが宝物だと思いました。自分の中と深くつながり、外に出して内に取り入れてを繰り返し、気がつかない間に変容したかなと思っています。この感じを「新陳代謝」と呼んだ人がいましたが、その通りだと思います。

今回のWSでは、すべての仲間と何かしらのワークを一緒させていただきました。毎回毎回のワークの中で、みんなからたくさんの気づき・学びをいただきました。それが本当に嬉しいです。

講座が始まってから、ずっと心がザワザワ、グラグラしていました。怖さとか疑いとか不安に被害者意識などなど、見たくない自分や見せたくない自分がたんまり出てきました(笑)今までだって、日常生活ではこんなことたくさんあった。どれだけ、気が付かないフリで過ごしてきたのだろうと思います。

そんな私もこの講座を終えて、「自己不一致」という感覚に敏感になりました。

特に合宿中やグループワークでの話し合い中において、とにかく「自己一致しているか」「自己不一致していないか」という感覚に対して敏感でいようと心がけていたせいか、講座を終えた現在も自己不一致しているとザワザワ、モヤモヤする感覚に対してすぐに気が付けるようになりました。ですので、なるべく自己一致していられるように気を付けています。

私は、父と話すのがとても怖くて、いつも逃げていたのですが、ファシリテーター講座を終えた後に話す機会が訪れました。膝が震えましたが(笑)でも、みんなとダイアローグした時の感じを思い出しながら、自分の中を把握して戦うのではなく対話をしようと思い伝えました。結果としては、私は話せてよかったし、相手が伝えようと努力してくれたことに感謝したいと思います。「この人とは一生まともに会話も対話もできない」と思っていたので、大きな一歩を踏み出した感いっぱいです。

また、期間中には、それぞれのグループが考えたワークを提供し合うという取り組みがありました。個性豊かで本当に面白かった!グループ同士のワーク内容は内緒にして組み立てていたはずなのに、それぞれのグループのワーク内容があってこそ成り立つような全体の流れになっていたり、、、不思議だけれど、すべてはつながっているということを実感しました。

提供する側のときに感じたものは、いつもワークを受けている私が感じとはまた別物でした。みんなのワークに取り組んでくれる熱量がとてもパワフルでした!そのうち、その熱をおびた感じがどんどんとキラキラと輝いてきて、みんながただただ美しいと感じました。

本当に素敵な経験をありがとうございました!また、みんなに会える日を心から楽しみにしています!
アトリエワイエスに初めて訪れてから一年が経ち、気づけば運ばれるように、ファシリテーター養成講座を受けるに至りました。
ワイエスに通う前に、ファシリテーターに興味があって始めたはずが、一年他の講座に参加し、自分の内面と奥深く向き合う経験を重ねることで、そこへの執着心がほとんど無い状態で、でも当然のように受けた、そんなあまり力の入っていない状態でした。
果たして自分にワークが提供できるものか? 受ける前は、あまり実感もなく、しかし当然やり遂げられるだろうというやる気だけはあり、どこかフワフワとしていました。

初回の方は講義がメインで、そこから徐々に頭の中で、気をつけるべきポイントを踏まえて、ワークをつくる準備を始めることができました。心理学などの知識が少ない状態で、一人で本を読むだけでは、体系化して取り入れることが難しい部分を、比較的短時間で頭に入れられたので、ワークづくりの土台としてとても役立ったなと、今振り返って思います。

今回講義はオンラインも多めでしたが、遠隔を感じさせない、近い感覚と臨場感のある学び・シェアを体験できました。みんなの顔を見ながら、一緒に受けている感じがして、集中して聴くことができたと思います。
様々なツールを使いながら、より参加しやすく、と工夫を常に重ねて、円滑な学びの場を用意してくださったワイエスのみなさん、本当にありがとうございます!

そして何と言っても、合宿でのワークは内容も濃く、圧倒的でした。
グループでそれぞれに用意してきたワークを受けましたが、どれも素晴らしかったです。新しいアイデアのワーク、みなさんの個性ある表現を見ることもでき、とても面白く、また一つ深く自分と向き合う体験をすることができました。

そして、自分も提供側になり、「提供する」というワーク体験をさせていただきました。これこそ、他ではできない貴重なことでした。
最初はフワフワと、本当にできるんだろうか?と始まった、グループでの準備期間でしたが、毎回の話し合いを重ねて、ワーク提供の前夜まで、真に迫った中で、自分のコミュニケーションの癖や傾向をまざまざと実感した体験は、きついものでもありました。

グループの対話の中で、ワークという形でひとつのものを具現化していく、その目的を達成するという逃げられない状況。それでも、この瞬間変えられるのは、自分なんだ、自分の姿勢やスタンスはいつでも変更できるし、変容していける、そこからしか、事態をよりよく変えるきっかけを創ることはできないんだ、と、何度も思いながら、対話をつなぎました。
よりよいものを形にしたい、その過程をやりきって体感していきたい、その諦めない思いで乗り越えられました。そして、その思いは私だけのものではなく、向かい合っているグループのメンバーもまた、同じ場所に立っているんだと、感じながら進むことができました。
その体験こそが、一番の収穫だったように思います。

もちろん、ワーク提供中の、参加者のみなさんの様子を見て、感じたことも大きかったです。感動しながら、一緒の場所にいられたことが、喜びだったなと思い出します。用意したワークで、みなさんがそれぞれご自身の内面につながり、何かしらの体験をしている、その様子は、とても美しく、力強く、人間の可能性を目の前でダイレクトに見せていただいた、という、とても貴重な体験でした。感謝しています。

今回思いがけず、合宿中に初めて体調が悪い中での参加を体験しました。「体」もわたしなんだ、という気づきがありました。どんな状態のわたしもわたし。ベストではない状態もわたし。内面につながって出てくるものだけが、表現ではない。物質の体も、わたしというかけがえのない個の、大切な表現なんだ、と。誰でもないわたしがこの体も表現しているんだと。
たぶん今の自分にとって、一番受け入れるのが難しい部分だったのかなと思います。
図らずも、今回「体」にもフォーカスして体験することができ、大きな気づきを、今これを書き振り返る間にも、与えてもらい、驚き、感謝しています。

何より、この今というタイミングに、みなさんというメンバーで、大きな山を一緒に登る体験ができたことに、本当にありがとうと言いたいです。
ありがとうございました!

ワークショップレポート一覧