参加者の声【インナーチャイルドWS in 北軽 2018 vol.1 |Dream Child】 My Sanctuary

自分の生き方の長年の癖や考え方のパターンは、何かきっかけがあると陥ってしまう負のスパイラルで、何をやってもどうしてもその枠から抜け出せないことが本当に苦しくてカウンセリングを受けました。
その時ほんの少しの間でしたが、随分久しぶりに紙粘土に触って造形した感覚が気持ちよかったのを覚えています。

これまでもそこから抜け出すために散々自分なりに学び試してきてもいたので「今更インナーチャイルドか?」と思いながらも流れでその後のWSに参加しました。
今思えば、その時点で無意識に既にコミットメントが始まっていたのでしょう。

合宿中様々なワークをする中で、ある時活動に100%コミット出来ていない自分がいるのに気づいた私は、素直にそうみんなに伝えました。
一緒にワークーをしていた仲間に申し訳ない気持ちと自分自身に腹を立ててもいました。“もっと出来るのにやらなかった”自分に。身体的には既に頭痛と腹痛も始まっていました。

後で、それはそのまま、私の中のチャイルドを責め続けるペアレントの声だったのだと、ずーっとそれは続いていたのだとワークを通してからだで気がつきました。そしてそれこそが、自分で自分を縛り付けていた“枠”だったのだということも。

最後に作ったアートワークのタイトルは、Sanctuary です。

自宅に戻って夢の中でも目が覚めてからも、私はあれをつくれて本当に幸せでした。

誰よりも私自身が一番あれをつくれて嬉しかった。人と比べて落ち込むなんてほんとうに愚かでした。

今回の合宿を通して、私は本当に表現することが好きなんだなと気がつきました。表現にもいつの間にか自分で制限をかけていたんだなって。例え家族の誰も私がやっていることを認めてくれなくても構わない、私は私が出来ることを知っているからそれを誰かに証明する必要もないのだ、ということも。

私自身は全く気が付いていなくてもう大丈夫と思っていたけど、あの時逃げずにちゃんと取り組んでよかった。

人は本来、安心して自由にいられる空間を与えられれば、創造性を発揮できるもの。アーティストとして、一体誰のためのアートなんだろう、と悩み苦しんで本来の自分を見失っていた私を救ってくれたのは、やはりアートの表現する力でした。その源と繋がっていられれば大丈夫。

現実の社会生活では、そういう場を確保するのは実際はそう容易なことではありません。
でもそれは恐らく、毎日の生活の中で意志を持ってコツコツと自分で実践し習慣化していくことによってのみ確保できるものなのかもしれないと思います。
また落ち込むことがあっても面倒くさがらずにそれを実践していくこと、それがこれからの私の課題です。

合宿中いつも全身全霊でその場にいてくれた参加者のみんなとエリさん初めスタッフの皆さんに感謝と愛をこめて、ありがとう。