「インディゴチルドレン」がどういうものなのかよく分かっていなかったけど、そのテーマにとても惹きつけられるものを感じた。
ホームページの文書を読んだら涙が溢れてきた。
絶対参加したいという思いで申し込んだ。
藍色、INDIGO の世界に、その本質にふれる5日間だった。
そしてそれはそのまま、自分の本質にふれる5日間でもあった。
何故か傷ついている感覚、過度に人の目を恐れる感覚、いつもどこかで葛藤している感覚。
社会に対しておかしいと思う感覚。
でも自分が傲慢でおかしいように感じてしまい、そんな自分を恥じて隠してしまう感覚。
穏やかなことよりも大切なものがある気がする感覚。
明るいより暗い、ポジティブよりネガティブな感覚。
本質を追求したいという感覚。
理由が分からないけれどいつからかずっと自分の中に存在している様々な感覚。
こんな私ではなく、他の人のようなもっと違う自分になれたらと今まで何度も何度も思ってきた。
なんで私はこんな風な人になったのだろう…と不思議に思うこともあった。
そんな感覚にも、藍色、INDIGOというふるさとがあった。HOMEがあった。
藍は美しい色だった。
深くて、静かで、芯の強さを持っていた。
そして藍染めは、藍が藍のまま、自由に羽ばたける世界だった。
私は制作の初めの頃、他の参加者の人と自分を比べてしまい、頭で考えてしまう自分はダメだ、宇宙に任せず細かいことにこだわって取り掛かる自分はダメだ、などと、気が付いたら自信を手放しものすごく自分を否定していた。
ご飯を食べる時もその自己否定が続いてしまい、食後にアトリエで講師の麗華さんと話していた時に思わず泣き出してしまった。
「比べちゃダメよ、すっごく素敵よ。」
温かく励ましてもらった。
ずっと押し留めていた感情を吐き出すことができて、すっきりした。
自分の中のエネルギーが外に出て、目の前の人と出会い、通い合った。
その後も参加者のメンバーにまた泣いてしまいながら自分の心の内をシェアした。
みんな親身に聞いてくれて、自分の思いも話してくれた。
本当に温かい言葉をくれた。
感情や感覚は、押し留めたり変えようとするものではなくて、打ち明けたり分かち合うものなんだとそのとき思った。
何かが通い合えて、心の温度を感じて、安心して、心地よくて、嬉しかった。
自分の中で何度言い聞かせても受け入れられなかった自分を、受け入れられていた。
自分を信頼する気持ちを取り戻していた。
心のケアだって、自分と向き合うことだって、一人でやらなくてもいいのかもしれない。
頼ることがあっても。
通い合うことが何かを生み出してくれる。
世界に、宇宙に、たった一つの、とても素敵な衣と袈裟ができた。
藍(私)は美しい色だった。
深くて、静かで、芯の強さを持っていた。
そして藍染め(いま、ここ、私のいる場所)は、藍(私)が藍(私)のまま、自由に羽ばたける世界だった。
(30代/女性)