VOICE / 参加者の声

心の旅

"何かを「得た」と言うより、自然体に「帰る」と表す方がやはりしっくりくる。みんなで集まって共有した景色が探してたものだったというより、そこで根源的なものを思い出して、改めてそこから出発して、戻って来た現実の方が旅先のような感覚だ。少しでも自分に帰れたこの気持ちを、かけがえのない体験だと思う。"

北軽井沢の合宿に参加したことがあったが、鎌倉エリアに通うのは初めてだった。
合宿はとてもよかったが、帰ったらそこが異空間だったことにならないよう、講座に通うことで、いい意味で行くことに慣れて日常に役立てるヒントを得たかった。

私は遠方住まいのため、6回通うことはそれだけでけっこうな冒険となった。
各回の前後で、他に行きたかった場所や昔育った場所、しばらく会ってなかった知り合いなどを訪れる機会を作った。

講座の内容そのものとは少しズレるが、自分にとってはそれらを含めて意味のある心の旅となった。

各回で印象に残ってることの全ては書ききれないが、自分の心境の変化を辿っていきたいと思う。

■ 1回目
「自分」とは何かについて、表現した。
自分の魂のイメージや、心の中にある『木』を絵の具で描いた。
通いきれるかどうか心配で、自分の心に辿り着けないで終わるのがとても怖かった。

■ 2回目
自分にとって大事な人と手紙のやりとりをした。
すごく嫌でしょうがない怒りを粘土に込めたら、最後はそれが星になって光り輝いていた。
それをみんなとシェアして、みんなも笑ってくれて、うれしかった。
それでもまだ、帰ったら気持ちがなくなってしまうのが怖かった。

■ 3回目
自分にとって心に残っている絵本を探すのにけっこう悩んだ。
この頃、平行して3歳くらいまで住んでいた場所を巡っていて、最終的にそのくらい幼かったころに読んでいた絵本を選んだ。

昔夢にでてきていた公園を、40年ぶりに訪れることができて、その時の自分にやっと帰れた気がした。
生まれた街に再度行った時も、自分は本当にここで生まれたのかも、ってやっと思えた。

この体験をしていた時に、ワークショップの共同作業で絵本を作ってそれを持ち帰れたことで、少しずつワークが自分のものになっていく感じがした。

■ 4回目
自分の思い出の曲を紹介したり、声や音を出すワークをしたが、気づいたら海に向かって絶叫して最後は嘔吐していた。
限界まで取り組んでいた。

■ 5回目
痛みとの対話や、ボディと向き合うワークをした。
花粉症で体調もきつかったがやりきった。
最終回に向けた課題が最後に相応しく重く感じられたが、アドバイスや周りの支えをもらいながら色々取り組んだ。

■ 6回目
過去世の瞑想をして、自分の守護霊になりきって鳴いて踊って走り回った。
『死』を扱っていたのに、不思議とこの回が一番自然体で楽にできた。

講座に参加する前の自分がどうだったかわからなくなるくらい、6回を通して内面の変化があった気がした。
講座全体を振り返る動画を見せてもらって、感動した。

ワイエスのワークショップに参加して、何かを「得た」と言うより、自然体に「帰る」と表す方がやはりしっくりくる。

みんなで集まって共有した景色が探してたものだったというより、そこで根源的なものを思い出して、改めてそこから出発して、戻って来た現実の方が旅先のような感覚だ。

まだ迷いなくその旅を続けられるほどの自信があるとまでは言えないけれど、少しでも自分に帰れたこの気持ちを、かけがえのない体験だと思う。

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