参加者の声【テクニカル集中講座 in 鎌倉 2020】 「美」

今年の6月に一度別の講座に参加して、鎌倉のアトリエで過ごした時間がとても心地良かったので、今回も同じような時間が過ごしたくて参加しました。

この講座に参加した時期、丁度母親との関係が良くなかったのと、仕事のこともモヤモヤしていたので、アトリエに到着しても、その場に集中するのが難しく感じていました。

でも、ワークの初めにエリさんから
「今、ここに集中することが1番大切」とお話があったので、とにかく何もかも考えるのをやめよう!と決めました。

色んなワークがありましたが、
目をつむって音を聞いて絵を描くワークをした時にほんとに何も考えず気持ちよく手を動かすことができました。その時描いた絵は、今回の自分の作った作品で唯一部屋に飾っています。

そのワークが終わってからは、
だんだんと前回感じていた心地よさを感じはじめることができました。

言葉にすると少し違う気がしますが
アトリエにいると、何もかもが美しく感じる瞬間があって、それを自分は心地良いと感じてるのかなと思います。

いつからか漠然と、「人間よりも、人間以外のものが美しい」と思っていました。でもアトリエに来て、エリさんやえりこさんや麻衣子さんや、一緒に講座に参加されている人たちと過ごしていると、人が海と同じくらい美しく感じる瞬間があります。

人の手や足が、声が、まつげが全部美しく見える瞬間があります。

それが自分にとって、
アトリエに来て1番良かったことです。

海や、おいしいご飯や、セージの香りと同じくらい、人間のことを美しく感じることができればもっと自分は生きていきやすくなるなぁーと思っています。それと同時になんとなく、それは自分だけじゃなくて、みんなそうなんじゃないかとも思っています。

新月の日に、お願いことを10個書くワークがあって、自分が書いたものを見たら、ほとんどのお願いことに「美」という文字がありました。

それを見て、
あー、自分は、美しいものだけで生きていきたいんだなぁと感じました。これは私の1番大切なことだ、とも思いました。薄々わかっていたけれど、こんなにも正直に確信を持って思えたのははじめてでした。

講座が終わり自宅に戻り、
今はまた慌ただしい日常に戻っていますが、以前よりも頭と心が少し静かな気がします。

その静けさはアトリエに出会うもっと前にも、感じたことのある感覚でしたが、いつのまにか感じることがなくなっていました。