参加者の声【テクニカル集中講座 in 鎌倉 2020】 一生の宝物

鎌倉で過ごした5日間を振り返ると、愛おしいきもちが、何度も込み上げてきます。生きててよかった~と思える瞬間は人生に何度かあると思いますが、
今回のWSに参加できたことは、私にとって心からそう思える出来事で、一生の宝物になりました。

ずっとアーティストになりたい、という想いがありました。
自分が勇気をもって何か表現をすることで、誰かの励ましになれたら、何か支援ができたら、という想いがずっとありました。
それは過去に、わたしが一番辛かった時期に、音楽や踊り、芸術家の言葉たちに生きる力をもらった経験があったからです。

数年前にアーティスト活動を始めたものの、
「ジャンルを一つに絞れない…」とか「踊りも歌もプロレベルじゃないし」 などなど、誰からも批判されているわけじゃないのに、自分で自分を否定する声が沸いてきました。 私は中途半端だ…何か1つコレと言えるものを身につけてプロになろう!と思っても全然レッスンに身が入らず、純粋に表現することを楽しめなくなってしまい、しばらく活動を休んでいました。私が心から望んでいるのは、ただただ純粋に表現がしたいということでした。

今年の夏、ナタリーロジャーズさんの言葉をたまたまネットで目にし、
検索をした際にアトリエワイエスのHPにたどり着きました。
HPに掲載されている写真や言葉たちを眺めていると「あ~、この雰囲気すきだなぁ~。行きたい!」と直感で思って申し込みました。
私がずっとやりたかったことが、ここにありそうな気がする、と思いました。

初日の導入も丁寧に説明してくださったので、周りの人と比べたりすることなく、 安心して、すっとワークにはいることができました。

とにかく描くことが楽しくて、夢中でした。
このアトリエの空間全体が、長年鈍っていた絵のスイッチを押してくれたように感じました。絵以外にも声や踊り、セラピーなど様々なワークがあり、子どものときに戻ったみたいに、どれも夢中でやっていました。

自分がすでに色々なものを持っていることに気づき、それで充分だったんだ。
あとは、ただ形にしたいだけなんだ、と思いました。

作った作品についてペアで感想を伝えあったり、みなさんの作品をゆっくりと眺める時間もありました。その人ならでは色の組み合わせ、濃淡や、筆使い、ちぎった紙の質感などを見ていると、そこに自分の心がぶわっと反応して、混ざり合って溶けてゆくような感覚がありました。こうして共鳴して、癒しがおこっているんだなぁと思いました。

4日目と最終日、自分の今までの人生とこれからを1枚の布に表現してゆくワークについての発表があり、参加者のメンバーのみなさんの個性が発露して、その姿や表情を見て、何度も泣いてしまいました。「みんなの表現している姿が、美しくて。。」と感想をシェアしてくれていたメンバーがいて、本当に、その通りだなと思いました。

今回参加されたメンバーのみなさん・アトリエのみなさんと、鎌倉で深い癒しと深く優しい繋がりを得られたことが、本当に宝物です。

魂から表現したら、魂で繋がれるんだっていう実感が沸いています。みなさんのことを思うと心強くて、自分の感覚をちゃんと信じて、表現していいんだ!って、力が沸いてきます。大好きです。

この感覚を胸に、これからの表現活動を楽しみたいと思いました。最高の夏休みを、ありがとうございました。