早くも暦は3月。
啓蟄(けいちつ)が近づき、春の到来が感じられるこの季節になると、何か気持がソワソワして来ます。(ソワソワしているくせに、何故か仕事がはかどらないんですよね…)
特に日本人にとって、いろんなことを選択したり決定したりしなくてはいけない時期でもあります。
私もそんな季節のせいなのか、自分のバイオリズムのせいなのかわかりませんが、新年を迎えるころから春のワークショップのことで頭がいっぱいになっています。いつものことなんですけど、ぼーっと夢のワークのことを考えたり、自分の夢を思ったりしている時間が増えています。
そのおかげか、自分自身の現実創造にも加速がついて、いろんな願いがどんどん叶っていくのはありがたいおまけでもあるのですよ。(昨年のアセンションの後から、何か良いことも、悪いことも加速しているような気がしているのは私だけでしょうか…?)
みなさんは、いつもこの時期をどんな風に迎えているのでしょう?
決断や変化が苦手な人やのんびり屋さんにとっては、まだまだ冬眠を続けて閉じこもっていたいところですが、殻の外もそろそろ騒がしくなりそう。
今年のドリームマップは、夢を叶えるために大切な土台作りがテーマです。夢は叶うのが良いに決まっていますが、いつの間にか、夢は叶えるものではなく、ただ夢見るだけのイメージに過ぎなくなってしまっている人も多いのではないでしょうか?そうしているうちに、夢見ることさえ馬鹿らしく思うようになってしまいます。
先日、本屋の売れ筋のコーナーに並んでいる本を見ていたら、気づいたことがありました。それは、「今からでも遅くない!」とか、「後悔しない人生を送るためには…」というキャッチフレーズが溢れていたこと。これって、人生をなんとかしたいと渇望する世の中の反映でしょうか?
そんな本の中身をぱらぱらとめくると、「とにかく行動!」という言葉が目に飛び込んできました。「犬も歩けば棒に当たる」という諺がありますが、この意味を私は長らく、「行動していると、面白いことに出くわす」というものなのだと思っていましたが、よく調べると、二つ意味があるそうです。一つは、ネガティブな意味で、「出しゃばるとかえって災いにあうこともあるということ」もう一つは、ポジティブなもの「進んで何かをしていれば、思いがけない幸運に出会うこともあるということ」。まったく真逆の意味があるのはなんだか不思議ですね。
真実はどちらかは、実際に行動してみないとわからないようです。
このように多くの自己啓発本には、行動することをお薦めしているものが多いようです。
でも、そんなアドバイスを信じて行動に移す人ってどれくらい居るのでしょう?良いとわかっていても、出来ないことってあるものです。行動の大切さは誰でも解っているはず。でも、こうしてハッパをかけられないと出来ないのも世の常です。もしも多くの人が、解っていることを簡単にできるとしたら、こんなフレーズが花盛りになるはずありません。
そんなわけで、「何事も行動!」とアドバイスされても、行動する気になれない人はどうしたらいいの?という疑問を抱く人も沢山いるはず。
そんな人は、行動することに意味を見いだすことができないだけなのかもしれません。それは何故かというと、「行動したって何も起こらない」と信じているから。その確固たる信念は、やがて自信の喪失となり、自己価値を見失ったまま時間を過ごすこととなってしまいます。
多くの人が自分の価値を見いだせないまま人生の真っ直中で、足踏みをしているのではないでしょうか?
先に進みたくても進めない。行動することが怖いから。
ならば、自分の価値をあらためて見直すのはどうでしょう?
自分に価値を見いだすことができたら、夢を達成することが驚くほど簡単になるのです。だって、夢を実現する価値が自分にあるのだから、その結果を受け取ることが容易になるのです。
そう、行動が出来ないでいる人は、まず自分の価値を認めることから始めてみてください。
今年のドリームマップワークショップは、そんな自己価値を見い出したい人にとって門出の機会となるはず。
新しい人生に向かって出来ることは何でしょう?
後悔しない人生を送るために何かをするとしたら、それはいつでしょう?自分の人生についてあれこれ思うのは、人生の終わりの時ではなく、たった今やってみませんか?
凍り付いた自分の価値観にテコ入れしてください。
不毛な大地を耕して、土に栄養を与え、大切な夢の種を蒔きましょう。
啓蟄とは冬籠もりしていた虫たちが一気に外へと繰り出す時期のことですが、春という新しいエネルギーに満ちたこの季節が、きっと私たちの夢を応援してくれるはずです。