私達は、なぜこんなに自分を苦しめる思考を持ち続けてしまうのでしょう？
それは、過去に綴った物語が影を落としているからかもしれません。

そう、私達の存在は記憶という「物語」によって成り立っているのです。
つまり、この記憶や物語の構成をリライトすることで、自分の人生が劇的に変わることがあります。
しかし、人間には闇の物語を愛する一面もあるのです。この複雑な人間の性質を読み解くパーソナル・リテラシーを育む鍵が、アートにはあります。

自分が恐れ信じている物語を解放するために、アートの力を借りて、古いネガティブな観念を手放し、新しい物語を創造するナラティブセラピーの世界を探求してみませんか？
本当の自分とは、傷ついた心でも記憶でもありません。それは、今ここで、未来にむけて創造しようという意志と創造のエネルギーそのものが、本来のエッセンスです。　
癒しは決して辛い作業ではありません。心の痛みや恐れをそのままにしておくのではなく、見つめることで、解放に繋がる道筋が見えてきます。

チャイルドとつながり、その子にむけて贈る特別な絵本を創る時、自分の光で、闇を照らす旅が始まります。その本は、きっと一生の宝物となるでしょう。